ここたーびん

感想と考察など。
そんなに深く掘り下げた内容ではないです。

以下、ネタバレと個人的見解を多分に含みます。

後々調べてみたら「そういう意味じゃないじゃんコレ！」っていうのもあるかとは思いますが、映画を観てそれ以外の情報は何も無しの状態で書いていますのでご了承ください。

すごかったですね。
初めてまどか☆マギカを観た時のような衝撃と余韻。
なにやら賛否両論あるようですが(当たり前か)、私としては大いに「アリ」だと思います。

ではまず序盤～クライマックスちょっと前あたりまでの他愛もない感想。

さやかちゃんカワイイ＆カッコ良かった！
はじめの方はコレですね！
みんなすごく可愛かったです。
まあまず
・まどかが普通に魔法少女やってる
・杏子が学校通ってる
・ナイトメア？
ってあたりで「どういうことなの…」となりますが、私は後のほうで解説があるだろうということであまり気にせず観ていました。
5人での変身とか、もうスーパー戦隊かプリキュアか、という感じで。
プエラマギホーリークインテットっていうネーミングはマミさんなんだろうなとか。
あと変身のときのさやかちゃんのブレイクダンスにはびっくり。

ほとんど最初の方のことばっかりですね…


ですがやはり大事なのはほむらちゃん魔女化からの流れでしょう。



ほむらちゃんはキュウべえによって実験体のような扱いを…
前後編までの印象では「悪役のように見えてしまうキャラクター」という感じだったのが新編ではもうほとんど悪役なキュウべえ。
そしてほむらちゃんはキュウべえ結界の中で魔女化。それからさやかちゃんと杏子ちゃんの共闘とかでウルウルさせられつつクライマックスへ。
まどかがほむらちゃんを迎えに…
この辺で私は予め用意してきたハンカチを本格的に使うはめになっていたのですが突如その涙はピタッと止まります。

「この時を待っていた」

いつから！？いつからそうすることを考えてたの！？
まどかがソウルジェムに差し伸べた手を取るほむらちゃん！
憎悪でもなく絶望でもなく、まどかへの愛でほむらちゃんのソウルジェムは独自の形態をとり、「悪魔」となって再び世界を作り変えてしまう…


一見するとまどかを自分のものにしたい！という歪んだ愛の形のようにも見えるクライマックスの流れ。ですがこれはまどかの事を想ってのことだったのでは、と…。
正直なところ1回目では「ほむらちゃんこんなワガママな子だったの…？いやそんなはずは…」というちょっと煮え切らない感じだったのですが2回目を観てそうじゃないかなと思いました。

中盤でまどかはほむらが見た夢の話(実際のまどかの状況)を聞かされて「ほむらちゃんでも泣いちゃうようなこと私に耐えられるはずない」といいうようなことを言います。
このまどかはほむらが魔女の結界に引き込んだまどか自身であり、日常的な感覚では当然嫌がるであろう選択をまどかにさせてしまった、という確信を得たのかもしれません。まどかを守りたくて魔法少女になったのが結果としてまどかをつらい目に合わせている。だからせめてまどかの人格を形成している部分を分離させ、幸せな日常というものを過ごして欲しい。そう願ったのではないのでしょうか。まどかのために自分が汚れ役を買って出た。そう考えるとなんだかしっくり来るのです。

ED曲の後のシーン。最後のほうでほむらが高いところから落ちていくような場面があったと思いますが、あれは自分のやるべきこと、できる限りのことはし尽くしたというようにもとらえられました。曲の後のシーンは色々と深い意味がありそうです…


少しバッドエンドのように見える本作、見方によってはハッピーエンドにも見えるような。
考えさせられる終わり方でした。
やはりラストのアレがあるので、こういうのはちょっと…という方も居るとは思いますが、私はBD買って何回も観たいと思えるぐらいに好みの作品でした。




終わりです。

とりあえず映画のみの感想は書き終えたのでこれから他の方の考察とか色々見てみたいと思います。